タクシーのショーペロ
我が家のマンションはトリノのメインストリートに面した場所にあって、しかもうちは2階なので事故とかデモとか大騒ぎとか家の窓から見放題なんですが、さっき外からすごい数のクラクションが鳴っていて、野次馬根性両手に抱えて見に行ったら、タクシーの団体様が交差点を曲がってこちらの通りにゆーっくりゆーっくり進入してくる。何台かは交差点のど真ん中で停止してタクシーを降りてる。
お、なんだなんだ。ストライキか。
タクシーの後ろにいる車たちがクラクションをぷっぷっ鳴らしてる。
そのあともゆーっくりゆーっくり前進。
信号が変わってこちらの通りを直進する車が進めず増えるぷっぷっ音。
いや、もうブーーーー!!!ブーーーー!!!!!!ですね。
またまた信号が変わってさらにタクシーの団体様が増える。
ゆーっくりゆーっくりじわじわじわじわ。
と思ったらタクシー団体第一行様が先の信号青なのに止まって、車道を歩いてる。
どんどん増えるタクシーと行き詰まった車とトラム。
あーもうこれはひどい混沌。
一瞬で通りが大混乱。
うちの中も泣いてる赤子を横目に見入ってたら大号泣が始まり大混乱。
でもそこはさすがストライキの国。
タクシーの運転手さん、車から降りて一般車にはストライキであること伝え(想像)、Uターンやトラムの線路へ誘導してる。
私のリサーチ力では何に対するストライキか分からなかったけど、今日8−22時までストライキのようです。
私が見る限りトリノのタクシー会社は1社(国営かもだけど)しかなさそうなので、今日はタクシーは使えないですね。
通りの混乱は10分くらいで無くなったけど、他の通りに移動して同じことが行われているんじゃないかな。
大体状況を把握できた私は野次馬根性をおろして、赤子を「あれ〜、赤子ちゃん何泣いてるの〜?」と白々しく抱え上げました。