滞在許可証の申請
今日は滞在許可証の申請のため、移民警察署に行って来ました。
通常の手順は分かりやすいサイトがあったので載せておきます。
https://buono-italia.com/20170215/#2-3
私の場合は会社が書類もアポも準備してくれていたので、個人での申請は行っていません。
警察署への訪問は、会社が個別に担当者と予約してくれていたのですが、通常は警察署からの呼出状に書かれた日時に訪問し、順番に呼ばれるのを待つようになっています。(長いときは7時間外で待たされることもあるみたいです。)
聞いてはいたけど、イタリアの警察官はとにかく無愛想で優しくない。(良い人もいるとは思うけど)
担当者のところに行くまでに、4箇所くらい関門(関門といっても警察官が立っていて、その日の気分で意地悪してくるみたいなレベルですが)があって、本来なら予約もしているのですんなり担当者に会えるはずなのですが、第2関門で○○さんと予約していると言っているのに中に入れてくれない。
どうして入れてくれないんだ!と言うと、彼女(担当者)は忙しいから今は入れないと言ってくる。
でも通訳兼コンサルの人がその人にメッセージを送ると、中で待ってるから来なさいとの返事。
それを伝えても何故か中に入れてくれない態度の悪い警察官。
どうしたら解決できるのかわからないまま45分外で待ち続けていたら、最終的に担当者が建物から出てきて「なんで入ってこないのよ!?待ってるのよ。」と叱る始末。
いや、だってこの警察官が、、、
担当者が出てきたら何事もなかったかのように通してくれて、あっちに進めと。
コンサルの人曰く、警察官がただ権力を見せつけたかっただけじゃないかと。
なんの権力?もう、意味がわからない、、、。
担当者が出てきてくれたおかげで第2関門を抜け、第3関門と第4関門は難なくクリアし、ようやく担当者のいる窓口へ。
事前に準備していた書類を提出し、無事に申請の手続きに進みました。
申請の間、警察署の担当者とコンサルの人が険しい顔でずっと話していて、途中からはおじさんも加わり、イタリア語が理解できない私は何か不備があるのかとドキドキ。
後で聞いたら全然関係ない話をしていただけでした。
イタリア人って、おしゃべりするとき、声も大きいし、速いし、顔を近づけてむちゃくちゃ真剣に話すから怒っているのかと思いきや、ただおしゃべりしているだけなんですよね。日本人と違いすぎて圧倒される。
申請時には全指と手のひらの指紋を採取するのですが、
白衣を着て水色の手袋をはめた研究員みたいなおじさんが、私の指を一本ずつスキャンの台にのせてぐりぐり押し付ける。
乾燥していると指紋がとりづらいみたいで、指の骨が折れるんじゃないかってくらい、両手使って体重かけてぐりぐりぐりぐり。痛すぎる。指紋採取ってこんなに過酷だっけ。
ぐりぐり終わったら、あっさり建物の外に出て終了。
次は受け取りの時ね〜、バイバーイ、とさっさと帰っていくコンサル。
なんかよくわからないけど疲れました、、、
でも待っている間においしいピザ・パスタ・ジェラート屋さんを教えてくれたので週末の楽しみもできました〜。
でも週末からまたオレンジゾーンになるとかならないとか、、、
最後に、一応私が今回申請時に持っていった書類をのせておきます。
・パスポート
・証明写真4枚(背景白、35x45mm)
・扶養宣言書(旦那さんのサイン入り)
・今住んでいるレジデンスホテルからの予約レターとオーナーの身分証明書コピー
・旦那さんの給与明細コピー(直近2ヶ月分)
・戸籍謄本(翻訳、アポスティーユ付き)と日本領事館発行の戸籍謄本全部事項証明書原本
・保険のレター(コピー)
・会社からのレター2枚(原本)
・旦那さんの各種書類のコピー(パスポート、滞在許可証、労働許可証)
3つ目にあるレジデンスホテルの予約レターですが、実はまだレジデンスホテルに仮住まいをしています。
トリノでは滞在許可証を取得する際に、住んでいる家のcertificationを提出する必要があるのですが、そのcertificationが曲者でお役所(?多分)の人が家まで来て、チェックを行う必要があるみたいで、これまた取得まですごい時間がかかるんです。
本当は私より2ヶ月前にトリノに来ている旦那さんが家探しをして、その間にcertificationを取るのが通常の流れ(?)のようですが、コロナの影響もあり、普段以上に時間がかかるということで、家に引っ越してから滞在許可証の申請をしようとすると、90日の観光ビザで入国している私はそれが間に合わず不法滞在になってしまうのです。(可能性が高いのです。)
レジデンスホテルに住んでいる場合は、オーナーが証明してくれるためcertificationが不要で滞在許可証の申請が出来るので、未だ仮住まいをしているのです。
ややこしいですよね。
私も細かいことはよくわかっていませんが、いつかトリノにくる方の参考になれば嬉しいです。