秋の味覚
本格的に秋が近づいて来ました〜。
トリノも一気に冷え込んできて最高気温20度を下回る日が増えて来ました。ここ2−3日は雨が続いています。
まだサマータイム中ですが、日はぐんと短くなってきて朝7時も夜7時もだいぶ暗くなって来ました。
秋といえば、まつたけ〜ですが、ここピエモンテ州はトリュフです。
アルバというトリュフの名所があり、10/9からトリュフ祭りが始まります。本場で食べる採れたてトリュフ、絶対美味しいに決まってる!
しかもアルバはワインの名所バローロやバルバレスコもご近所さんなのでワインも楽しめちゃう。楽しみや〜。
行ったらまた報告します〜。
今日もかわいいが止まらない赤子でさようなら〜。
夏のヴァカンス⑦〜カプリ島〜
外の街路樹も枯れ始め、今日から10月だというのに未だ夏のヴァカンスの話をしている私。
アマルフィたちはすっ飛ばしてもうカプリ島いっちゃいます!カプリ島がメインだったけどもうぎゅぎゅっと凝縮してこの回で終わらせますw
そしてまたデイリーブログに戻りたいw
カプリ島はナポリから高速船で50分。
自家用車の乗り入れは基本NGなので、ナポリに車を置いて行ってきました。
カプリ島なんてイタリア来るまで知らなかったけど、実はあの青の洞窟の島だったんですー。青の洞窟といっても至る所にあるけど、ここが本家大本オリジナル青の洞窟様です。
まぁ、私たちは行ってないけど、、、沖縄で行ったし、赤子を抱っこ紐で抱えながら小舟に乗る恐怖もあったし、波も高かったし、なんかなんでかそこまで興味がなかった、、、何でだろう、、、それはよくわからないw
カプリ島にはカプリとアナカプリの二つの街があって、カプリがメインの賑わっている街、アナカプリが落ち着いた街という感じです。泊まるなら絶対アナカプリということでアナカプリに宿泊したけど、これは本当に正解でした!絶対アナカプリに泊まるべき!
カプリは観光客でごった返しているけど、アナカプリは程よい人で街も可愛く静かでしたー。
色々あったけど、とーっても端折ると、リフトで山を登って、街を散策して、海行って、食べて、食べて、食べたという感じw
それを写真でざーっとご紹介w
ここからは食べ物
ここのお店は本当に美味しくて2回行きました〜。
Sciue` Sciue` Di Minopoli Raffaele
ここはほんとに美味しかった!イタリア来て一番といってもいいくらい美味しすぎた!特にこの海鮮のリゾット、衝撃的な美味しさ!
どちらもアナカプリです。
そして最後にMarina Piccolaにあるレストラン。ここは観光地価格ということでちょっとお高いけど、味は本格派でした。
これめちゃくちゃ美味しかった。この上に乗ってるトマトがイタリア至上最も美味しいw
お土産にとっても可愛い掛け時計を買いました〜。
そしてカプリにいる間に赤子がうつ伏せできるようになりました。
今はもう永遠にクルクルクルクルクルクルクルクル
説明をほぼ端折ったけどどうにかなったw
これで夏のヴァカンス2021 完です。
ワクチン 2nd dose
イタリアではついに官民全ての労働者にグリーンパスを義務付けることになりましたー。職場で提示しなかった場合は、最高1,500ユーロの罰金、且つ欠勤とみなされ無給となります。
厳しすぎないかい、イタリア。
強制がひどすぎないかい、イタリア。
大きい力が働いてないかい、イタリア。
圧力に屈した私は2回目のワクチンを日曜日に受けてきました〜。
そして見事に副反応にやられました〜。
39.2度の発熱、倦怠感、関節痛、悪寒、頭痛、吐き気、全ていただきました。
辛かった、本当に辛かった。。。
水のしぶきさえ手に当たると痛かった。。。
旦那さんが買ってきてくれたTachipirinaで回復しました〜。
むちゃくちゃ効く、Tachipirina。
そういえば出産時に退院した時も痛くなったらTachipirina、赤子の予防接種の時も熱が出たらTachipirinaと言われました。
万能だな、Tachipirina。
これからもお世話になります。
夏のヴァカンス⑥〜ポンペイ遺跡その3〜
ポンペイ遺跡その4までいきたいとこだけどキリがないので、その3までで頑張りますw色々紹介したいけど、残りは見に行ってくださいw
まずは、水飲み場。
この人の口から水が出ていたんですけど、この水が出ているところの右下と左下の台の部分が少し角がとれているんですが、みんながここに手をあてて水を飲んでいたから少しずつ削れてこうなったみたいです。というのが見てとれるって素敵すぎませんか?
続いて神殿等の造りについて。
ポンペイはローマ帝国時代の都市ですが、ローマ帝国はギリシャの建築を真似たものが多く存在しています。
ギリシャは大理石をたくさん使って建てられているけど、そこまでお金も時間もかけられない!ということで、ポンペイはレンガや石で基礎を作って外側だけ大理石を貼っつけるという巧みな技を使って建っているものがほとんど。頭いいですね。
遺跡からこの時代の街作りがわかるって面白い。
そして住宅。
家も色々紹介したいけど一つだけ。私が特にロマンを感じたとこだけ。
それは壁の絵画。
裕福な家も一般の家も壁という壁に絵が描かれていて、そこからポンペイは本当に裕福な街だったんだというのが想像できて面白いなと思いました。普通だったら一般の人はなかなか壁中に絵を描くってのは難しいですよね。
最後にこれは噴火当時逃げ遅れた人の石膏型なんですが、どうやって石膏型を取ったかというと、火砕流が流れた後、逃げ遅れた人は火山灰で覆われちゃうんですが、火山灰は徐々に硬化し、中の人は腐敗してなくなっちゃいますよね。そうするとそこに空洞ができます。発掘中にいくつもの空洞があることに気づいた発掘隊はその空洞に石膏を流し入れて石膏型を作ったそうです。
そこからどこでどんな人がどのように亡くなったかがわかるという、悲しい話ですがこれもマグマによる火災ではなく火山灰による埋没だからわかったこと。
2000年前を知る本当に貴重な遺跡ですよね。
本当に興味深い素敵な遺跡でした。
たくさん紹介したけど、これ以外にもまだまだたーくさん見るところがあって、私もほんの一部しか見学していないので、絶対また行きたい場所です。
何度も言うけど行く前に絶対勉強したほうがいいし、ガイドさんをつけたほうがいい!
私たちもYouTubeで事前勉強して、ガイドさんに説明してもらいながら見学しました!
行けなくても知る価値のある遺跡なので、ぜひ勉強してみてくださ〜い。ちなみに私たちはこちらのYouTubeで勉強しましたw
夏のヴァカンス⑤〜ポンペイ遺跡その2〜
ポンペイは2000年前から商業が盛んで、他国との貿易はもちろん、ポンペイの街の中にもたくさんの商店がありました。
今回はその辺を紹介したいと思います。
まず、商店の入り口にはちゃんとそのお店が何のお店かわかるように標識がありました。奇跡的に残った2つの標識をご紹介。
一つ目は二人の人が甕を運んでいる標識。
ワインやオリーブオイルでも運ぶ運送屋さんかと思いきや、これなんと尿を運んでるらしいです。
下水設備が整っていないから〜ではなくて、この尿を利用して洗濯をしていたとのことです。尿に含まれるアンモニアが選択に適していたようです。選択方法は尿につけた衣類を足で踏んでいたそうで、ちょっと想像したくない感じですね。
次は見にくいけどフォークのようなスプーンのような何かの道具のような。。。
これは左官屋さんみたいです。ロマンを残してくれた人たちですね。感謝です。
次は魚市場。
周りは野菜とか売っていて、真ん中のサークルになっているところで魚を売っていたらしいです。
なんでそんなことわかるんやっ!って感じですが、ここからたくさんの魚の鱗が発掘されたそうです。市場で流通するほどの魚がこの時代に売買されていたと思うと、やっぱローマ帝国すごいですね。
そして次は、おおおおおおおーーーーこの時代から!!!っていうやつ。
そう、これピザ窯!
この時代にピサが焼かれていたかは分かりませんが、まぁピザ窯というようり、これでパンを焼いていたそうです。ピザ文化は既にこの時代から始まっていたんだなと感心しました。
お次はバール。カウンター文化既にありました!
ポンペイでは家で料理をする習慣がなく、キッチンがある家は少なかったようです。その代わりこのバール、至るところにありました。今と同じく当時もバールが賑わっていたなんて想像すると素敵ですよね。
2000年も前から今と同じ文化があること、2000年もこの文化が守られてきたこと、ほんと浪漫の塊。
今回はこの辺で〜。
夏のヴァカンス④〜ポンペイ遺跡その1〜
ポンペイ遺跡はロマンの塊でした〜。
ぜひみんなに行って欲しい!
でも事前勉強必須、なんならガイドさんがいるとなお良い感じです。
ポンペイ遺跡は西暦79年のヴェスヴィオ山の噴火で消滅してしまった街の遺跡なんですが、マグマではなくて火山灰によって埋もれてしまった街なので、2000年たった今も当時の様子がそのまま残っっているとても貴重な遺跡なのです。とのことです。
すごいですよね。マグマが流れ込んでしまっていたら火事で消失してしまっていたので、ほんとに貴重。
私が感じたロマンポイントは、
1、ローマ帝国時代の街が残っている
2、2000年前の人たちがほぼ現代の私たちと同じ生活をしている
3、遺跡からポンペイが裕福な街だったことが窺える
細かくいうともっとたくさんあるけど、当時の生活をこんなにも豊かに想像できる遺跡って他にないような気がします。日本は弥生時代だと思って比較するとローマ帝国は本当に文明が進んでいて、関心しかない。
ここはまた行きたい!!
少しずつ紹介します。
まずは浴場。
浴場はちゃんと男女分かれていて、待合室・脱衣所・水風呂・温風呂・サウナが完備していると。すごい。しかも装飾とか絵画とかもあってほんとにおしゃれ。一番驚いたのは床と壁が二重構造になっていて、そこにお風呂を沸かした熱い空気を送り込んで暖房としていたこと。この時代にすでに床暖房があるってすごくないですか。
お風呂の天井もアーチ状になっていて天井からの水滴が真下ではなく横に落ちる構造に。感嘆。頭が下がります。
実はこれ、よく見るとあれの体位が描かれているんです。浴場の2階は売春宿になっていたようで、、、この時代からあるんですね、、、
壁画から彼らが当時どういう船に乗っていたかなどの発見が!ローマ時代の暮らしを読み取れる貴重な絵画たち。
浴場だけでここまできちゃうと、何回かに分けないと語り尽くせないなw
今回はあと少しだけ。
下の写真は海に繋がるマリーナ門から入った時のメインストリート。
ここにも細かい知恵がたくさん盛り込まれていました。
まずはちゃんと車道と歩道で分かれている。
車道は石畳になっているところで、歩道は一段上がったとこです。
車道が汚れていることが多く、歩道はちゃんと一段上がったところに作られていたんです。
ちょっとみづらいですが、車道の奥の方に大きな石が3つあるの分かりますか?これ横断歩道なんです。無造作に置かれているようでちゃんと馬車や荷車の車輪の位置に合わせて配置されているんです。すごい!
そして、車道をよく見ると所々に白い小さな石が。
これは夜、月の光が反射して、暗い道でも足元が見えるようになっているんだとか。どこまですごいんだ、ローマ人!
そして歩道には馬を繋ぎ止めておく穴まで。
もう既にロマンが溢れすぎてお腹いっぱい。
続きはまた次回。
夏のヴァカンス③〜Napoli〜
Napoliは5時間くらいの滞在でパァーっと見どころを見て回りました。
ただ、暑すぎて写真あんまりない、、、
グリーンパスを持ってないので主要な場所は外から眺めておきました。
ヌオーヴォ城(アンジュー家の城)、ガッレリア、王宮、プレビシート広場をさっと見てナポリの下町スパッカ・ナポリへ。
スパッカ・ナポリは街を二分している道路のことで、2500年前から存在しているとのこと。カフェやピザ屋さん、お土産屋さんなどが並ぶ賑やかな場所です。
なんかいろんなものがぎゅっとぎゅぎゅぎゅっと凝縮した場所って感じ。
観光地だし、お店もいっぱいあるし、住宅もあるし、ホテル街もあるし、とにかく密度が濃くてトリノとはまた全然違った感じ。
途中Scaturchioというお店でNapoliのお菓子スフォリアテッラを食べました〜。
むちゃくちゃ美味しい!外はパリパリ、中のクリームはほかほか、クリームがなんか今まで食べたことないざらついたカスタードみたいな、とにかくむちゃくちゃ美味しかった!
糖分補給したあとは教会へ〜。教会はグリーンパスなくても入れるんです。Prayerがいるからですかね。
最初はサンタ・キアーラ教会へ。14世紀創建のゴシック教会で今の建物は第二次世界大戦の後に再建されたそうです。
フランシスコ会の教会で、通常キリスト教の教会は中が十字になっているけど、ここの教会は四角い箱型になってるとのこと。ほんまや。
ここの教会には以前女性用の修道院があったそうですが、一番厳しい修道院だったようで、一度入ったら2度と建物の外に出られない厳格なところだったようです。
そして、この教会には南イタリアらしいカラフルなマヨリカ・タイルを使用しや回廊があるんですが、そこはグリーンパスが必要なのでさようなら〜。
上のHPにキレイな写真が載ってるので興味あればそちらから見てくださ〜いw
サンタ・キアーラ教会の次はジェズ・ヌオーヴォ教会へ。
外観は教会!?って感じなんですが、実は15世紀の貴族の館を利用して建てられたそうです。
こちらはフランシスコ・ザビエルで有名なイエズス会です。イエズス会はルネサンス宗教改革時代に本来のキリスト教を取り戻そ〜ということで始まった宗派ということで、だから宣教師がいるんですね。
で、一から始めるなら煌びやかにして人惹きつけちゃお〜ということで、中は豪華絢爛です。私の写真では全然伝わらないけど、、、
細かい彫刻が壁・天井に無数に施されていて、天井や壁の絵は金の縁で飾れていてサンタ・キアーラとは全然雰囲気が違います。実際はもっとカラフルに見えます。
最後はポジリポの丘からNapoli、ナポリ湾、ヴェスヴィオ山を拝んで終わりました〜。
ヴェスヴィオ山はポンペイ遺跡を作った張本人。
また次回で〜