Genio_Italiaの日記

北イタリアトリノでの生活について、感じるままに綴っていきます。

夏のヴァカンス④〜ポンペイ遺跡その1〜

ポンペイ遺跡はロマンの塊でした〜。

ぜひみんなに行って欲しい!

でも事前勉強必須、なんならガイドさんがいるとなお良い感じです。

 

ポンペイ遺跡は西暦79年のヴェスヴィオ山の噴火で消滅してしまった街の遺跡なんですが、マグマではなくて火山灰によって埋もれてしまった街なので、2000年たった今も当時の様子がそのまま残っっているとても貴重な遺跡なのです。とのことです。

すごいですよね。マグマが流れ込んでしまっていたら火事で消失してしまっていたので、ほんとに貴重。

 

私が感じたロマンポイントは、

1、ローマ帝国時代のが残っている


2、2000年前の人たちがほぼ現代の私たちと同じ生活をしている

3、遺跡からポンペイが裕福な街だったことが窺える

細かくいうともっとたくさんあるけど、当時の生活をこんなにも豊かに想像できる遺跡って他にないような気がします。日本は弥生時代だと思って比較するとローマ帝国は本当に文明が進んでいて、関心しかない。

ここはまた行きたい!!

 

少しずつ紹介します。

まずは浴場。

浴場はちゃんと男女分かれていて、待合室・脱衣所・水風呂・温風呂・サウナが完備していると。すごい。しかも装飾とか絵画とかもあってほんとにおしゃれ。一番驚いたのは床と壁が二重構造になっていて、そこにお風呂を沸かした熱い空気を送り込んで暖房としていたこと。この時代にすでに床暖房があるってすごくないですか。

お風呂の天井もアーチ状になっていて天井からの水滴が真下ではなく横に落ちる構造に。感嘆。頭が下がります。

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待合室の床 細かい装飾が美しい

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脱衣場の壁 鮮やかな壁画

実はこれ、よく見るとあれの体位が描かれているんです。浴場の2階は売春宿になっていたようで、、、この時代からあるんですね、、、

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浴場の天井はアーチ型

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細かいタイル装飾、2000年前からおしゃれ

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壁画から2000年前の暮らしも想像できる

壁画から彼らが当時どういう船に乗っていたかなどの発見が!ローマ時代の暮らしを読み取れる貴重な絵画たち。

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二重構造の壁と床

浴場だけでここまできちゃうと、何回かに分けないと語り尽くせないなw

今回はあと少しだけ。

下の写真は海に繋がるマリーナ門から入った時のメインストリート。

ここにも細かい知恵がたくさん盛り込まれていました。

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メインストリート

まずはちゃんと車道と歩道で分かれている。

車道は石畳になっているところで、歩道は一段上がったとこです。

車道が汚れていることが多く、歩道はちゃんと一段上がったところに作られていたんです。

ちょっとみづらいですが、車道の奥の方に大きな石が3つあるの分かりますか?これ横断歩道なんです。無造作に置かれているようでちゃんと馬車や荷車の車輪の位置に合わせて配置されているんです。すごい!

そして、車道をよく見ると所々に白い小さな石が。

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小さな白い石が埋め込まれている

これは夜、月の光が反射して、暗い道でも足元が見えるようになっているんだとか。どこまですごいんだ、ローマ人!

そして歩道には馬を繋ぎ止めておく穴まで。

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馬を繋いでおく穴

 

もう既にロマンが溢れすぎてお腹いっぱい。

続きはまた次回。