Genio_Italiaの日記

北イタリアトリノでの生活について、感じるままに綴っていきます。

出産レポート⑤ 〜入院生活 生活編〜

出産レポート① 〜ご報告〜 - Genio_Italiaの日記

出産レポート②〜陣痛〜 - Genio_Italiaの日記

出産レポート③〜出産〜 - Genio_Italiaの日記

出産レポート④ 〜入院生活 体調編〜 - Genio_Italiaの日記

前回からの続き。

 

生活の面では辛いことが多すぎた。

まずは部屋。

前回も言ったけど仕切りなしの3人部屋。

イメージは病院というよりも大学の寮。

ベッドは自動リクライニング付きだけど、それ以外はドアから窓まで木造のなんともレトロな感じでした。

お隣さんもお向かいさんもすぐそこで全行動が見れちゃうっていうプライベートは一切ない生活でした。

しかも基本24時間赤子と一緒だから、赤子が泣き止まないとみんな必死に泣き止ませようとして、お互い様ってみんなが思ってるのはなんとなくわかるんだけど、申し訳ないっていう雰囲気が漂ってしまう。

 

それから辛かったのが英語が全然通じない事。公立の病院だからか毎日・毎回お世話してくれる人が変わるので、その度に「Non parlo italiano bene」って言ってゆっくり話してもらったり何度も説明してもらわなきゃいけないっていう。

こっちは身体がボロボロ、相部屋ストレスの中、わからないイタリア語をなんとか理解しようと努力してるのに、ほんとに優しくない人もいて、「イタリアにいるのになんでイタリア語話せないのよ。私に英語で話しかけたって理解できないわよ。」って怒ってくる人もいて、これが一番辛かった。

たぶんこれが一番のストレスだったかな。1日に何回もこの人は英語通じるかな?怒らないかな?呆れて話しかけるの諦めないかな?ってビビるようになっちゃって、とにかく1日でも早く退院したかった。

 

それからさっきも書いたけど毎回先生・看護師・助産師の人が違うのも大変でした。

途中まで気付いてなかったんだけど、母親を診る先生、赤子を診る先生、母親を診る看護師、赤子を見る看護師、、、って全部役割分担がされていて、お願いしたり質問してもわからないから他の人に聞いてって言われる。他の人って誰?英語話せる人連れてきてよ〜、って感じでとても疲れました、、、

 

あとはコロナだからかシャワーに入れない。

産後なんともない人は産んで2日で退院するけど私は5日間入院したのでその間一度もシャワーに入れないのは辛かった。

 

産後うつとかあるけど、病院でのストレスがうつの原因になるんじゃないかって思うほど私にとっては過酷でした。

もし次イタリアで産むことがあったら、絶対プライベート病院で産むって誓いました。

 

出産レポート⑥に続く。

 

出産レポート④ 〜入院生活 体調編〜

出産レポート① 〜ご報告〜 - Genio_Italiaの日記

出産レポート②〜陣痛〜 - Genio_Italiaの日記

出産レポート③〜出産〜 - Genio_Italiaの日記

 

前回からの続き。

出血多量や白血球増加から始まった産後の入院生活。

毎朝晩の点滴と薬が必須となりました〜。

出血多量に関しては、点滴と薬と食事で血を増やしていくしかないんですが、それよりも私を悩ませたのが、排尿問題。(読みたくない人は飛ばして下さい!)

 

 

産後排尿ができなくなっちゃったんです。

あとから調べたら妊娠であれだけ圧迫されていた膀胱が、出産で圧迫が無くなると尿意が分からなくなり、排尿障害になる場合もあるみたいですね。

私の場合は尿意はあるんだけど出せない、出し方がわからないみたいな感じでした。

排尿できないとやばいということで、看護師さんたちに見張られながら何回かトイレに行かされ、いや、そんなに見張られてたら出るもんも出ないわ!ちょっと一人でチャレンジさせてとお願いすると、貧血で倒れたらいけないからそれはできないと断られ、結局数回のトライも失敗に終わりました…

 

トライ失敗…そこから地獄が始まりました…

 

もう自力では排尿が出来ないので、カテーテルでの排尿となりました…

まぁこれは仕方ない、排尿できない自分が悪いんだもの、すごく嫌だけど看護師さんはもっと嫌なはず、感謝の気持ちで手伝ってもらうしかない。

それよりも嫌なのは、病室は一切仕切りのない3人部屋。ベッドに寝たまま対応してもらうので、他の方から処置が丸見えなんです。

これはさすがに恥ずかしいし、なんかその後も微妙に気を遣ってしまうのが辛くて。

これだけは言語通じなくて良かった。日本人同士だったら気まずすぎる。

 

その後カテーテル→トイレトライ→カテーテル→トイレトライを繰り返すも自力で排尿できないままなので、最終的に24時間カテーテル挿入になってしまいました。

 

カテーテルが挿さってる状態は痛くはないけど、動きが取りづらい。

しかも会陰切開したところも腫れまくってて、こっちは少し体勢を変えるだけでもめちゃくちゃ痛い。

ほぼベッドの上から動けずに入院期間を過ごすことになりました。

 

出産レポート⑤へ続く。

 

 

 

 

 

 

出産レポート③ 〜出産〜

出産レポート① 〜ご報告〜 - Genio_Italiaの日記

出産レポート②〜陣痛〜 - Genio_Italiaの日記

 

前回からの続き。

病院までは車で約10分。

その間にも陣痛の波は襲ってくる。

病院に着く頃にはすでに4−5分間隔。

 

病院のERに着き、まずは検温。

陣痛がやばいですーと伝え、ERの受付みたいなところに通される。

旦那さんは一旦外で待機、私はイタリアで身分を証明できる全書類(パスポート、滞在許可証の引換券、仮保険証、税務番号)とこれまでの病院での検診結果等を提出し、そのまま受付で内診開始。

ここで子宮口が開いてなかったりすると中に入れてもらえず帰るパターンですね。

 

私はというとすでに子宮口7cm!

分娩台直行でした。

 

分娩台直行なので旦那さんにも中に入ってもらい、それぞれPCR検査を実施。

旦那さんのPCR検査の結果が出るまで車いすの上で陣痛に耐える。

そこにいた看護師さん達が素敵な人たちで、旦那さんのPCR検査の結果が出るまでカウントダウンをしてくれました。陽気!

「あと10分!」

「あと6分!」

最後は

「10、9、8、7、6、5、4、3、2、1、negativo〜〜〜!」と歓喜があがりましたw

 

分娩室へ行き着替えたら私の陣痛はたぶんもう1−2分間隔。早速お産開始です。

無痛分娩を希望しましたが、お産の進みが速くて今からやっても無駄と言われ、結局そのまま産むことに。

痛みに弱い私は無痛分娩が心の支えだったのに、できないんかーーい!

 

陣痛が来たらその間に3回強く・長くいきめ、陣痛と陣痛の間はなるべく休めと言われ、頑張っていたけど、どうやら私はいきむのが下手なようで、「あなたは全然いきめてない、痛みを上回るほどいきみなさい」と休憩のたびに怒られ、ぜんぜん休憩させてもらえなかった。

日本語わからないのをいいことに、旦那さんに「もう無理!やめたい!先生話しかけてこないでよ。」と連呼してました。

 

結局たぶん私のいきみ下手により、赤子をバキュームで吸引することに。

頭が出てきた〜と思ったら、体がドゥルンって出てきました〜。

 

やっと終わった〜。赤子泣いてる〜。ありがと〜。

 

この後胎盤出したり、色々処置されながら赤子が胸へやってきましたー。

おー、我が子よーと感動するのも束の間、なんか処置が痛いし朦朧とするし、とりあえずこの赤子もうどかしてもらえませんか?と心の中で密かに思ってしまいましたw

 

兎にも角にも陣痛から6時間という速さで無事出産は終わりました。

 

が、ここから私の辛い期間(というほどでもないけど)が始まります、、、

まず最初の出来事は、胎盤の一部が子宮の中に残っていて、出血多量のリスクがあるから麻酔をして取り出しますと。

いやいや今から麻酔すんのかい!無痛分娩したかったわい!

 

結局胎盤は無事に取り出したようだけど、出血多量はリスクから事実へと変わり、血液検査により白血球は基準値の約3倍になっていて、繋がれた血圧計は一瞬上54・下49と最低記録を叩き出す、不安が残る産後第一歩となりました。

 

出産レポート④へ続く。

 

ちなみに、出産の痛みってよく鼻からスイカを出すくらい痛いっていうから赤子が出てくる瞬間が痛いのかと思ってたけど、陣痛が痛いんですね。陣痛が痛すぎて出てくる時の痛みは全然記憶にないですw

陣痛の痛みは「腰をダンプカーで轢かれている感じ」が一番しっくりきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

出産レポート② 〜陣痛〜

出産レポート① 〜ご報告〜 - Genio_Italiaの日記

 

実はトリノは4/26から再びイエローゾーン。今回は措置が少し緩くなり、レストランは18時以降もテラス席なら22時まで営業okになりました。

いや、4/26て予定日の後やし〜、行けないのか〜と思っていたら、予定日過ぎても赤子音沙汰なし。

あれ、もしかしてレストラン行けちゃう⁉︎

 

 

 

 

 

行けちゃいました〜。しかも2日連続。

トリノに来てはじめての外食ディナー、幸せすぎました〜。

やっぱり夜は雰囲気も良いし、あーこれぞイタリア〜って感じw

1日目はピザとパスタを、2日目は魚介のフライとパスタを満喫しました〜。

1日目 Alla Lettera  

Cucina innovativa | Torino | Ristorante Alla Lettera

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これ、中にチーズと野菜が入ってるんだけど、超絶美味しかった!これはほんとおすすめ!(Tris di calzoncini)
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2日目 Oinos  

Oinos Ristorante | Cucina Mediterranea, Sushi e Susciliano a Torino

お寿司とイタリア料理っていう不思議な組み合わせのレストランだけど、味は最高でした!
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ほんとトリノはどこ入ってもハズレがない♡

 

美味しい料理を堪能し、さてさて帰ろ〜と歩き出したら腰に激痛が!

実は数日前から腰痛かったんだけど、あれ、なんかいつもの痛みと全然違う!破壊力やばい!歩けない!

家から徒歩2分のレストランで良かった。すぐ帰宅しました。

 

いよいよ来たような気もするし、陣痛だと思いたくない気持ちもあるし、そもそも陣痛の痛みがどんなものかわからない。

 

でも初産だと陣痛始まってからお産まで10時間以上かかるというし、今から焦ったらダメだ、まだ陣痛かどうか分からないし、とりあえずいつでも病院に行けるようにシャワー浴びよう。

が、シャワー浴びてひと息ついたらまた腰の痛みが。

でも前の陣痛から30分以上空いてる。

あれ、陣痛じゃないのか。しかも今回は便意に似た痛みも加わり、なんだ、ただの便意かと。まぁ、ただの便意だとしたらただの便意を超える壮絶な痛みではあるんだけど。

 

でも陣痛を便意と間違える人多いと聞くし、陣痛か便意かと悩んでいたいら、痛みが定期的に来るっちゃ定期的に来る。でもなんか初産なのに陣痛の間隔短くなるの早すぎない⁉︎

でも尋常じゃない痛み。どうしよー!判断できないし、ここまできてまだ心の準備がー!

いや、もうこれはやっぱ経験したことないやつだ!陣痛だ!と確信したときにはすでに陣痛の間隔6-7分。

陣痛開始からここまでたったの3時間。

旦那さんにこれはもう病院行かないとやばいと伝え、夜中の1時に病院へ出発しました。

 

 

 

 

 

出産レポート① 〜ご報告〜

久しぶりの投稿になりました〜。

そう、産まれました、可愛い娘ちゃん!

陣痛開始から6時間とスピード出産になりました〜。

 

出産は早かったけど、産後は私の中では壮絶な時間でした…

 

少し落ち着いてきたので、少しずつ出産からこれまでのことを書いていこうと思います。

汚い話、不快な話もしようと思うので、見たくない方は「出産レポート」は読み飛ばしてもらえればと思います。

 

今回は報告まで、次回から少しずつ書いていきます。

応援して下さった皆さん、本当にありがとうございました!

 

Arrivederci

 

 

 

夕方散歩

昨日も天気が良かった〜。

いつもの公園をお散歩〜。

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ここにいる人の95%くらいの人がマスクしてなかった

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ポー川

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ポー川

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公園の中に壮大な藤の花があったよ

 

新曲出るよ〜。

frederic-official.com

ヴェナリア宮殿

先週からオレンジゾーンなので、ちょっとだけ遠出(といっても家から25分くらい)して、ヴェナリア宮殿に行ってきました。

worldheritagesite.xyz

 

もちろん閉館しているので、中には入れないけど、、、

それでも旅行気分を味わえました。

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宮殿に続く道

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宮殿

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宮殿から伸びる道の途中にある広場の教会

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真向かいにも教会